爺ちゃんとミノル(116)

「そうなんじゃ。お金儲けで儲かると思考の自分が喜ぶけどの。ミノルの成長で本当の自分が喜ぶんじゃ」
「そっか~。だからボランティア活動をしたほうが良いって先生が言っていたんだ」
「ほう。先生はええこと言うのう(笑)」
「それなら、いっそのことボランティア社会になったら良いのにね(笑)」
「生活にお金が要らんにゃあええんじゃがのう」
 
 
「生活ってなんだろうね?」
「生活か~。生きることと活かすことじゃろう(笑)」
「なにそれ?」
「人間は生きることも大切じゃが、自分の体をみんなのために活かすことも大切なんじゃ」
エヴァンゲリオンみたいに?(笑)」
 
 
「そうじゃのう(笑)自分が誰かの役に立つことが生きる喜びやら張り合いがあるっちゅうもんじゃろう」
「それで本当の自分が喜ぶんだね?」
「本当の自分は損得勘定じゃのうて尊徳感情でものごとを考えるからのう」
「そんとくかんじょうじゃなくてそんとくかんじょうで考えるの?」
「そうなんじゃ」