人間らしさとお金のない社会

「自分らしく生きる」って聞いたことあります?
「自分らしく」って何でしょうね?
多くの人がいろんな定義を指し示しています。


それぞれ正しいと思いますが
僕は違う視点で考えます。


一人一人顔が違うように個性があり
一人一人の役割が違うんだと思います。


でも
すべての人に共通なのは
「宇宙のために存在する」ってこと。
すべては一つの中にあるってことです。


だから
「自分らしく生きる」とは
「すべて(宇宙)のために個性を活かすこと」
だと思う。


「らしさ」と言えば「人間らしさ」があります。


人間らしさは動物と違うんでしょうか?
こんなこと誰もが知っていますよね。


「人間と動物は何が違う?」
いろんな意見はあるでしょう。


僕は人間は人間らしく生きていないと思うんです。
今の人間は動物らしく生きているってこと。


たしかに言葉もお金も発明して文明が発達した。
でも
基本的に動物と同じなんです。


動物を調教するとき何を与えますか?
餌です。
餌という褒美を与えると言うことを聞くんです。


人間社会では「お金」が褒美に当たります。
お金を与えるから働いてもらえる。
お金がもらえないのなら働かない。


ボランティアとかボランティア精神は素晴らしい。
誰もが同意しますよね。


それは
何も見返りを求めない行動であり心です。
動物にはない人間の心。


「やりがい」と「生きがい」を考えたとき
やりがいは見返りを求める動物的心。
生きがいは見返りを求めない人間的心。
そう思うんです。


人間は元々人間的心を持っていたと思う。
幼児の行動を見るとよくわかります。
それが
成長とともにお金の要る社会を学びます。


生きるためにお金は必要だからお金を求めます。
お金という見返りを求めることが当然なんです。


お金の要る社会は人間らしく生きていけない社会。
お金のない社会は人間らしく生きていける社会。


だから
お金のない社会は
すべての人が自分らしく生きていけるんです。