爺ちゃんとミノル(45)

「貧困の国や子どもたちにお金を送ってあげる」
「そりゃあ一時しのぎしかならんど。しかも困っている人たち全部に届かんからの~」
「そっか~。お金じゃあ解決できないんだね」
「世界が一つの家族って言ってたじゃろうが」
「そっか~。困っている人たちを助けるだけじゃなくて困っている人のいない世界にするってことなんだね」
「ほ~。そこまでたどり着いたか(笑)。そういうことじゃの~」
「じゃあ、これをやれば良いってことなんだね?」
「そういうことじゃの」
 
 
「でも、僕のような子供でもわかることが大人の政治家にどうしてわからないの?」
「これくらいのことは知っちょるど」
「知っているのにどうして実行しないの?」
「ここで問題。なんで実行せんのか?」
「また問題なの?」
「もう簡単じゃろうが」
「そう言われると・・・・お金でしょ?(笑)」
「あったり~♪(笑)」
「今回の問題は簡単だったね(笑)」
「人はお金をもらわんと動かんし、企業もお金が儲からんと参加せんし、国も経済活動を優先するしの」