爺ちゃんとミノル(74)

「それで化粧品とどう関係があるの?」
「それで興味を持ったんじゃ。なんで化粧品を作ったのか?」
「そのお爺さんは何て言ったの?」
「温泉の電気はすぐ放電するから電気を蓄えることを考えたって」
「そんなこと出来るの?」
「詳しいことはまったくわからんけどの。とにかく作って色んな人に使ったそうじゃ」
「それでどうなったの?」
「腰痛とか膝痛とかに使ったそうなんじゃが。痛みが取れたのは良いけど肌が綺麗になったんじゃて」
「へ~」
 
 
「それを商品にして欲しいという要望があって薬用では許可を取るのことが難しいから化粧品にしたら良いって」
「あ~それでわかったよ(笑)」
「まだいろいろあるんじゃがの簡単に言やぁそう言うことなんじゃ」
「それで若い頃のお婆ちゃんに使ったんだね。それでお婆ちゃんのシミは取れたの?」
「徐々じゃけどの。肌もきれいになったど」
「温泉ってやっぱりすごいんだね」
「でもの~科学者たちは成分の話しかせんのが多いからの~」